2015年5月20日水曜日

主催事業報告(H.27.5.16)

第1回 公民館人権問題学習講座

「笑顔で語ろう人権問題」

身のまわりにある人権問題について、楽しい落語を通して考えます




◇◇クイズです◇◇

・「あなたは、動物園の飼育員です。ペンギンが10羽います。そのうち6羽がプールに飛び込み、2羽でてきました。さて、飼育員の年齢は?」

・・・足し算や引き算をしませんでしたか? それは、算数という固定観念があるからです。

・冷蔵庫に象を入れる方法は?(手順は3つ)

 (答え)①冷蔵庫のドアを開ける ②象を入れる ③ドアを閉める

  ・・・冷蔵庫に象が入るわけがないと思い込んでいませんか? 業務用の大きなものもありますよ!
落語の合間に、正調博多節、かっぽれ等披露していただきました。
粗忽家すず柑さんは元博多券番の芸妓さんだったそうです

◇◇心の線引き◇◇


落語に出てくる「与太郎」「八五郎」「熊五郎」。現代であれば“知的障害”、“ADHD”といった病名がついてしまうでしょう。だが、落語の世界ではまったく線引きがなく、かわいそうだと思うこともない。あるがままを受け入れ、みんなで一緒にやっていきましょう、というのが落語のいいところです。
現代のように、病名がつき、学校も別になる・・・それもいいのかもしれませんが、気持ちの中にまで線を引いてはいけません。
◇◇アンケートより◇◇

・落語は「業の肯定」の言葉が印象に残る。垣根がない、線引きをしない。聞かせていただき、楽しいひと時を過ごすことができました。

・人や物事を固定観念で捉えるのではなく、そのままを受け入れることが大切なのだと思いました。これからの子育てに、人生に、参考になります。参加できてよかった。

・落語での人権は、難しい問題のニュアンスがつかみとりやすくよかった。

・楽しい時間でした。線を引かないという考え方、なるほどと考えさせられました。踊りも素敵でした。

・自然体での優しさを持った気持ちでいたいと思います。すず柑さんの踊りも素晴らしく、目の保養になりました。

・誰とでも心に線引きをせず、接するように心がけたい。