「裂田の溝(さくたのうなで)」(10月16日)
::参加者21名::
::講師 地域指導者 大神 弥栄 さん
裂田の溝は、神功皇后が神田のために水を引いた溝で、この古代に作られた溝が今日も使われているのは、きわめて貴重で珍しい遺構です。
「神功紀」によると、溝を掘ったところ大磐が行く手をふさぎ難渋した。そこで神器を祀り祈ったところ、雷鳴がとどろき大磐に落ち、大磐が裂けて水が通るようになったそうです。このことから「裂田の溝」と呼ぶようになったと伝わっています。
裂田の溝にまつわる「兄弟岩」「御立石」などの話のほか、「安徳台」「裂田峡」といった約9万年前の阿蘇山大噴火の時の火砕流にまつわるお話もしていただきました。