2019年10月2日水曜日

9月の主催事業報告①

第1回・第2回 ふるさと歴史講座 (8月7日・9月10日) 
①「老司瓦窯跡 現地説明会」
②「老司瓦の生産とその時代背景」
     ::参加者 ①27名 ②19名::
   ::講 師 福岡市経済観光文化局文化財活用部
       史跡整備活用課::

校区内には、2か所の国指定史跡があります。
その一つである「老司瓦窯跡」について、8月には現地にて説明会、9月に公民館にて講座を開催しました。
老司瓦窯跡は、今から1300年ほど前の奈良時代、8世紀前半までに作られたと考えられる「地下式登窯」で、ここでつくられた瓦は、大宰府政庁の東側にある観世音寺に用いられたことが分かっています。
今後は、今回発見以外の窯跡群の所在地、瓦製作工房の位置、窯場の選定における要因などが研究課題とのことでした。

現在窯跡は、洗い砂を詰めた土嚢を敷いて養生したり、遮水シートで雨水を防ぐなど、将来に向けて良い状態を長く保つ工夫をしたうえで埋め戻し保存されています。